東京コンテンポラリーアートフェア2009に出展しています!


忙し過ぎてブログの更新が滞っています(汗)。

現在、20日の内覧会から始まった東京コンテンポラリーアートフェア(TCAF)2009に出展しています。
http://jpn.tcaf.jp/

会場は新橋に有る東京美術倶楽部。都営三田線御成門の駅から徒歩3分です。
今年はリーマンショックの直後だった昨年のフェアとは打って変わって大変な人出。
ギャラリーではとても望めない沢山の方々にギャラリーの作品をご覧頂けるのでとても嬉しいですね。
ブースはとても美しい展示に仕上がっています。大野廣子さん、武田陽介さん、西澤諭志さんの作品を展示。
目を止めて立ち止まって下さるお客様率非常に高し(笑)。スタッフ総出でお客様の対応にあたっています。

会期は明日23日午後5時までです。
もしお時間がございましたらぜひお立ち寄り下さい。
ブースは4階の4−27です。お待ちしております。

トークイベント、ご来場有難うございました!

ご報告が遅くなりましたが、日曜日に行われた大野廣子さんと勅使河原純さんのトークショーを無事に終える事が出来ました。
2時50分になっても誰も来なくて最初はドキドキ状態。しかし直後に予想以上の数のお客様にいらしていただき椅子が足りなくなるかと慌てたり、思わぬ喜びが沢山有りました。

そしてスライドトークとその後に行われた茶話会はそれぞれ時間を大幅に超過し、全部で4時間半の長丁場となりました。大野さんの作品の背景に有るもののお話。宇宙に行って制作してみたい(!)お話。そしてお二人の話はどんどん膨らみ、後半は「こんなこと、大丈夫なのかしら」と青くなりそうなアート業界の裏話(笑)。貴重で勉強になるお話をお二人から沢山伺う事が出来ました。

準備と片付けに大わらわではありましたが、ギャラリーにとっても初めてのトークショーでしたので、私自身も非常に勉強になりました。最後になりましたが、ご来場いただいた皆様に心からの感謝を申し上げるとともに、ゲストのお二人に楽しい時間を作っていただいた事を非常に有り難く、心より御礼申し上げます。本当に有難うございました。

参加費無料!!大野廣子 × 勅使河原 純 スライド&トークイベントのお知らせ

2004年にニューヨークへ移住し活動を続けるアーティスト、大野廣子の高島屋における個展(9 -10月まで各地巡回)及び、東京コンテンポラリーアートフェア(TCAF)2009への出展を受け、作家の大野廣子氏と元世田谷美術館学芸員美術評論家、勅使河原純氏とのスライドを交えたトークイベントを開催致します。この機会にぜひご参加下さい。


© Hiroko Ohno Astro 2008, 116.7 x 364 cm

■ 開催日時 2009年11月15日(日)、15:00 - 16:30  ※終了後お茶会を予定しております。
■ 会場・問い合わせ先    SANAGI FINE ARTS / サナギファインアーツ
              東京都中央区日本橋茅場町2-13-8 第一大倉ビル1F
              tel&fax 03-5640-6882
              mail   info@sanagijima.com
              url   http://sanagijima.com


大野廣子 略歴:東京都生まれ、ニューヨーク在住。
1984年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了
1993年 目黒雅叙園美術館賞受賞
国内外にて個展・グループ展、アートフェアへの出展多数。


勅使河原 純 略歴:東北大学美学西洋美術史学科卒業。
世田谷美術館にて学芸部長・副館長を歴任。
2009年4月、JR三鷹駅前に美術評論事務所 JT-ART-OFFICE を設立。http://www.jt-art-office.com/
現在、執筆・講演を通じ「美術の面白さを広く伝え、アートライフの充実を目指す」活動を展開中。


大野廣子は、日本画を技法のルーツとしながらもそのスタイルにとらわれる事なくユニークな発想で制作を行っている希有なアーティストです。早くから世に認められた大野氏ですが、それに飽き足らず2004年からはニューヨークにアトリエを構え、精力的に制作を続けています。一方、数多くの著作で知られる美術評論家の勅使河原純氏はその大野氏の作品に早くから注目し、長年に渡り彼女の活動に視線を向けて来ました。

今回はお二人による初のスライド&トークイベントを開催致します。大野廣子自身が語る作品の裏側を直に聞ける大変貴重な機会です。皆様のお越しを心よりお待ちしております。なお、ご参加いただいた皆様には東京コンテンポラリーアートフェア2009の入場券をプレゼント致します。

※当日は大野廣子画集(増補版)定価5,250円を3,500円の割引価格にて販売致します。
※イベント終了後、お二人を囲んでお茶会を催します。ぜひご参加下さい(参加無料)。

大野廣子 × 勅使河原 純 スライド&トークイベントのお知らせ 続き

こんにちは、サナギファインアーツの三木です。毎日バタバタしています。
たまには休んで山奥の温泉にでも浸かりたいと夢想する今日この頃。


さて、前のブログでお知らせしましたが、今度の日曜日にアーティストの大野廣子さんと美術評論家の勅使河原純さんとのトークイベントを行います。

NY在住の大野さん。トークイベントは国内では初めてです。長年交流の有る勅使河原純さんとのトーク、作品を観るだけでは伺い知れない制作の裏側を聴けるめったにない機会です。ご参加いただいた方には東京コンテンポラリーアートフェア(TCAF)の入場券ももれなくプレゼント。ぜひご参加下さいね。

また、トークイベント当日は、大野さんの作品をギャラリー内に展示いたしますのでお楽しみに。

以下に大野さんの高島屋巡回展での発表作品をご紹介します。お楽しみいただければ幸いです。




"Brilliance coming from the Galaxy" 2009年 196.2 cm x 424.2 cm



"Rays of sun and moon" 2009年 196.2 x 424.2 cm



"Sun and Moon Beams" 2009年 195.6 x 208.3 cm



最後に大野さんの代表作のひとつ、銀河シリーズからのご紹介。

"Galaxy dedicated to Endeavor" 1991年 180 x 405 cm.

西澤諭志展、開催しています。


「過視は不可視か」 西澤諭志展


■ 開催日時 2009年10月31日(土) - 12月12日(土)
       営業時間12:00 - 19:00、日月祝日休廊

■ 会場   SANAGI FINE ARTS / サナギファインアーツ
       東京都中央区日本橋茅場町2-13-8 第一大倉ビル1F
       tel&fax:03-5640-6882
       mail:info@sanagijima.com
       url :http://sanagijima.com/


作家略歴:

1983年長野県生まれ、現在山形市に在住。
2008年東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コースを卒業。
2007・2008年のキャノン写真新世紀にて佳作を受賞。

カメラや写真を使って制作しているからには、私には、自分の見たものに対して、知りたい事やわからない事があるのだろう。ただ画像を見ること自体が目的ではないのだから、私には、カメラを持たずに、ただ立ち止まって肉眼で見る、という選択肢も、常に残されている。この選択の余地の分だけ、私の写真はズレている。
この時、実は、「写真か肉眼か」という選択問題ではなくて、「写真と肉眼の、二つの間にできた距離を計測せよ」という計算問題が提示されている事に気付かなければいけない。この距離を計算するには、「写真」「肉眼」、どちらも単なる「x」「y」、という記号に過ぎない。二者択一で迷っているうちは、「x≒y」程度の情報しか導きだせないままだ。だから「z」あるいは、「+」「−」「×」「÷」が必要になる。ただ、この計算の難易度を、私は知らない。
ひとまず写真は増え続けていくだろうし、その度に距離を計測し直すのだろう。
結局、答えが、写真の中に写ったりする事はない。                        ― 西澤諭志 ―


サナギファインアーツは第2回目の企画展として、「過視は不可視か」西澤諭志 展を開催致します。

西澤諭志は2007、2008年のキャノン新世紀にて佳作を受賞、本年5月にはINAXギャラリーにて東京での初個展を開催し好評を得た期待の若手アーティストです。身近に横たわる「ありふれたもの」を撮り続ける西澤は、どこにでもあるような均質的な日常空間のわずかなズレや歪みを独特の手法で切り取ります。画面から漂って来るイメージはアイロニカルで内省的ではありますが、決して近視眼的ではなくむしろのびやかな空間を獲得しています。今回の個展は新作を含む10点の写真作品により構成される予定です。皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げております。

ブログ始めました。


こんにちは、サナギファインアーツの三木弘子です。
茅場町駅から1分、今年の6月に出来たばかりの現代美術ギャラリーを運営しております。
何もかも初めての事ばかりで日々悪戦苦闘しておりますが、その中に喜びも有り、どうにか頑張っております。
改めてよろしくお願い致します。

ひとつだけご説明を。
ギャラリー名は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島「佐柳島(さなぎじま)」が由来です。
私の先祖の屋号から戴きました。もちろん、虫のサナギの意味も含んでいますよ。

写真は、先日初個展が終わったばかりの写真家の武田陽介さんが撮ってくれた、ギャラリーの
外観写真です。ビルの正面ドアを開けてすぐ右側の磨りガラスのドアがギャラリーの入り口です。
ご来廊の際はこのビルを目印に!